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蔦の下の安寧な日常1~Dancer

 石造りの豪奢な建物の入口で、少し幼い体つきにダンサーの衣装を身に着けた少女が立っていた。すみれ色のおかっぱ頭に花のかんざしを挿し、すみれ色の大きな瞳で外を眺める。名前はユッカ。昨日、この砦を所持するギルドに入ったばかりだ。
 空中都市ジュノーに建てられたニダヴェリールの砦。目の前を凄い速さで雲が流れていく。頬に当たる強い風を感じるのに、透明な壁でもあるかのようにユッカの身体は建物の外に出ることが出来ない。wisで外界と連絡を取ることも、ギルドを脱退することも出来ない。ただ、ユッカのレベル上げのときだけ、パーティーと一緒に狩り場に行くことが出来た。数年をかけて80台まで上げたユッカのレベルは、数日でオーラ手前までになっていた。
 外を眺めていると、後ろから足音がした。振り返ると、ギルドマスターの女パラディン、ルイーゼが立っていた。白いポニーテールに白い肌、眼帯に隠れてないほうの目がアクセントのようにそこだけ赤い。

「外に出たい?」
「あ……」

 ユッカはマスターについてあまり知らない。強くて美人で淫らで怖い。つまり、得体が知れない。

「いえ、その」
「うん?」
「なんでここ、wisができないんですか?」
「どうしてwisする必要があるの?」
「友達が心配してるかもしれないから」
「友達?」
「はい。いつも臨時広場でお話してる人とか」
「何なら、伝えてあげるけど。ユッカは元気だよって言えばいいかな?」
「あ……いえ、そこまでは」

 ルイーゼが微笑んで言う。

「お友達もここに呼んじゃう? そのほうが楽しいかも」

 ユッカは背筋が冷える思いで、慌てて否定した。

「そ、それは……いいです、その、多分、連絡とらなくても大丈夫だと思います」

 このまま駄々をこねていたら、ルイーゼは本気で友達を連れて来るかも知れない。そして、自分と同じようにギルドの男達に襲われるのだ。

「あ、あの、部屋に戻りますねっ」
「そう? 退屈だったら、いつでも言って頂戴」

 その言葉が、脅迫のように聞こえた。
 ユッカは踵を返して建物の奥へと走り去った。



「ユッカちゃん、おかえり」

 部屋に戻ると、バードと男ハイプリーストが手招きした。
 ソファに座ったバードに誘われるるまま膝の上に乗ると、ハイプリーストが真横に座る。ダンサーの衣装の上からバードが胸を揉み、ハイプリーストが太股の間に手を入れて秘所をなぞる。身体を這う温かい手と、うなじにかかる吐息がくすぐったい。

 このギルドでは砦で共同生活をするのが規則だそうで、今週はこの部屋がユッカの住み処だ。今週は、というのは、ユッカだけ毎週別の部屋に移ると聞かされているからだ。その部屋にもギルドメンバーの他の男達がいる。最初は毎日相手をさせられるのかと思うと身も凍る思いだったが、この部屋で三日過ごしただけでも大分慣れてきた。
 初めてのときは逆らって殴られて泣いた。特に嫌がったりしなければ、優しくしてくれるどころかそれなりに良くしてくれる。ユッカの身体は、少女から女に目覚めつつあった。そして、部屋の男性が自分の恋人だと思い込んでしまうことにした。

 男二人に愛撫されていると、熱い塊のような欲望が身体の底から湧いてきて、心臓はドキドキして肌は敏感になってくる。バードに乳首を、ハイプリーストにクリトリスを同時に摘まれて思わず声をあげる。

「ひゃぅ……何だか私……、ここに来て、まだ三日目っていうのが……っくぅ……嘘、みたいです……」
「ボクもだネ。もう一ヶ月くらい一緒にいる気がするよ」
「まあ、毎日エッチしてれば当然ですよね」

 二人の手は優しい。
 敏感な箇所を同時に愛撫されながら、ユッカは充足感を得ていた。ハイプリーストが横から顔を近付けると、ユッカも顔を寄せてキスをする。唇を割って入ってきた温かい舌に自分のものを絡めて吸い付き、二人の唾液が混ざり合って口内で水音を立てる。キスは何故だか安心できるから好きだった。上が濡れると、下も濡れてくる気がする。ハイプリーストが愛液で濡れた指先を引き抜いた。

「そろそろいいですか」
「……はい」

 バードに後ろから太股を抱きかかえられ、両脚を大きく広げさせられる。ユッカは頬を染めた。ダンサーで身体が柔らかいからといって、わざと恥ずかしくなるようなポーズを取らせられるのが常だった。
 でも、それで興奮を覚えるのも事実だ。
 ハイプリーストがズボンを下げ、ユッカの女性器を覆う布の部分を指でずらして欲望の切っ先を押し当てると、ゆっくり挿入する。

「っんぅ……」

 ユッカは深く息を吐く。
 慣れてきたと言っても、三日前に処女を失った身では入り口は狭くて痛い。それもわずかな間で、痛みに慣れれば違う感覚が頭をもたげてくる。
 目の前で赤黒い男根が出入りするのを見ると、嗜虐的な気分になり鼓動が早鐘を打った。

「……ぁっ……あふ……ん……」

 ゆっくりとした動きで亀頭がお腹の裏を擦ると、じわじわと快感が湧いてきて、頬を緩めて喘ぐ。入れるときの膣口が引っかかる感じが消え、抜くときは不思議な切なさが残る。お尻の下で、バードの男性器が屹立しているのが分かった。

「待って。ボクにもしてよ」

 バードがユッカを抱いていた手を退けて、横へ座る。ハイプリーストがペニスを引き抜くと、ユッカはバードと向かいあわせにさせられ、上から頭を押さえられた。四つん這いの体勢になり、背後からハイプリーストに再び奥を突かれる。呻いてバードにしがみつくと、目の前に股間のテントが見えた。ユッカはズボンのチャックを開け、飛び出した性器を舐める。
 最初に亀頭だけを含み、舌で蜜口やカリの裏側を舐める。慣れてきたら、ゆっくりと陰茎を下って奥まで飲み込んでいく。昨日は一気に喉まで咥えて気持ち悪くなってしまったが、今回は嗚咽も出なかった。
 それでも、背後からはハイプリーストの男根が膣内を擦られ、快感で頭がぼうっとなってうまくしゃぶることができない。せめて歯を立てないことに気をつけながら、拙い動きで口蓋で先端を擦り、舌で裏筋を舐める。頬張った口の中で唾液と先走りが絡み合い、口内がいっぱいになる。必死で飲み込んでいると、バードが声をかけた。

「無理して飲まなくていいよ。乾くと痛いから」
「ひゃい……ぐちゅ……っふ……むちゅ……」

 喘ぎを殺しながら口を動かす。ゆっくりではあるが疼く子宮口を突かれ続け、身体も頭も沸騰しそうに熱く、もやがかかっているような状態だ。もっと刺激が欲しくて思わず腰が動く。それにつられてか、ハイプリーストの動きが速くなってきた。こうなると、もうフェラチオどころではない。ユッカはペニスを飲み込みながら、全身を電気のように貫く快感に耐える。喉の奥を亀頭が突いて目尻に涙が浮かぶ。

「……っはぁ……イきますよ。外に出しますっ」

 ハイプリーストが言い、しばらくするとユッカのお腹から胸にかけて熱い飛沫が散った。ソファーにも白濁が垂れて熱気が漂った。ハイプリーストが離れて性器をぬぐう。
 ユッカは口からペニスを出す。ハイプリーストの動きに気を取られてしまい、あまり舐められなかった。唇から涎の糸を垂らし、ユッカは謝る。

「……っはぅ……す、すみません……」
「いいよ。次はボクね」

 待ちきれない様子でバードが押し倒し、ユッカの片足を肩の上に担いで横から挿入する。熱した身体が冷めぬうちに欲望を突き立てられ、続けざまに喘ぎ声をあげる。

「ひぁ……っぁん! ……ふぁっ!」

 太股を引っ張られ、さっきよりも深く奥まで突かれ、ユッカが身体を震わせる。太股と一緒に陰核が擦れ、思わず身体に力が入る。
 それを見て、わざとクリトリスが触れるように体重をかけながら、バードが腰をグラインドする。結合部がじんじんと熱く疼く。出し入れされる度に気持ちいい。奥を突かれると、どうしようもなく声が出る。

「ぁんっ!……はふ……っん……くぅっ!」

 口を開いて叫んでいると、バードが唇を塞いだ。侵入した舌を伝って、乾いた口内に唾液が流れこむ。深くは交わらず、舌の表と裏をくすぐるような動き。焦れったさを感じながらも、応えるように吸い付くと、きゅうっ、と膣口が締まるのを感じた。
 上と下から水音をたてながら、ユッカの意識は霞む。

「出るよっ、出るっ」
「っあ……あふ……ひぁあっ!?」

 ラストスパートでピストンが速さを増して激しく突かれ、悲鳴に近い喘ぎが漏れる。下半身から湧く熱が身体を周って脳まで達し、溶けるような快感が全身を貫いた。

「や……ぁ……あぁああっ!」

 視界が白くなり、熱い奔流が顔にかかる。バードの男根が二度、三度、と脈動しながら、ユッカの前髪や胸まで白い飛沫で汚した。

「はぁっ、はぁっ……」

 ユッカがぐったりとソファに沈む。顔にかかった白濁を指ですくって舐めると、強い牡の味と匂いがした。余韻に浸りながら、緩慢な動きで顔を綺麗にする仕草を繰り返す。
 バードがユッカにもたれかかって休憩しながら呟いた。

「はぁ、やっぱり三人くらいがちょうどいいネ」
「打ち上げは他の男に気を使いますからね」

 しばらく休んだのち、バードがユッカを引き寄せて、柔らかい布で身体に散った精液を拭き取る。くすぐったくて思わず身をよじると、後ろからハイプリーストが身を寄せた。

「今週でユッカちゃんとお別れかと思うと寂しいですね」
「他の部屋に取られるかと思うとネー」
「……今週、あと4日もありますよ?」
「「えっ?」」

 二人が驚いた声を出し、ユッカは交互に顔を見る。

「あー、そうか、ユッカちゃん知らないのか」
「ウチは木曜から攻城戦までは、セックス禁止なんですよ」
「えっ!?」
「ギルドルールでねー。セックスとオナニーを我慢すると攻撃的になっていいんだってサ。おかしいよネ」
「どうしてもしたかったら、マスターが相手してくれるかもしれませんよ」
「ええっ!? いえ、そ、そんなしたいって訳じゃなくって……」

 ユッカはうつむいて口ごもる。

「あの……マスターって、どういう方なんですか?」
「どうって……変わった方ですよね」
「マジキチとか言われてるよネ。ギルドマスターって神経太くないとできないから、あんなもんだと思うけど」
「そうですか。ちょっと怖くて……」
「私も最初はそうでしたね。まあ、お話も好きな方ですから、色々話すといいですよ」
「むしろ寝たほうが分かり合えると思うよ」
「えっ?」
「はは。やはり最後はそこですね」
「うん。まあ、なんか、要望とか意見とかあったら言ってみればいいんじゃない」
「あっ。そういえば」

 ユッカはあることを口にした。昔、ギルドに入ったら欲しいと思っていたものがあったのだが、あまりに乱暴な加入だったので忘れていたのだ。

「なんだ、それならマスターに言えばくれるんじゃない?」
「ですね。言ってみるといいですよ」
「分かりました」

 早速、ユッカはルイーゼの部屋に向かった。ドアは半開きになっていて、男アサシンクロスと会話をしているのが見えた。

「マスター、任務が入ったので、次の攻城戦はお休みさせて頂きたく」
「任務? んー、アサシンギルドの仕事ならしょうがないよね。首になっても困るし」

 ユッカは入り口に立ち、話が終わるまで待つことにした。

「それより、ユッカのことでちょっといいですか」

 ユッカは立ち聞き状態になってしまったことを申し訳なく思っていたが、自分の名前が出て思わず聞き入った。

「何か問題でも?」
「はい。ユッカの前にいたジプシーがプロンテラ騎士団に助けを求めていたそうです。前のジプシーやユッカのように、一般の冒険者を無理矢理にギルドに入れてどうこうというのは、あまり目立つと目をつけられます」
「それでお国が何かしてくるとは思えないけどね。ジプシーの件も動いてないんじゃない?」
「そうですね。彼女は冒険者そのものを引退することでギルドを抜けましたし、実質、告発者がいない状態だと思います」
「マスター、あちらが動かないっていう自信の根拠は?」
「攻城戦は国が金をばらまいて強い兵を育てるために作られたもの。強い人達がちょっと暴れたところで文句は来ない。ゆくゆくは聖戦の駒になるから」
「そうなんですか?」
「うん。お国は戦争をする気なの」
「アルナベルツ教国とですか」
「そうね。今はモロクの魔王っていう絶対悪がいるから馴れ合ってるけど」

 思わぬ方向に話が飛び、ユッカは呆然とした。もしもルイーゼの話が本当なら、ここのギルドが何をしようが治外法権ということになる。自分が輪姦されたことすら。
 ただ、それがどういうことになるのか?
 今のユッカには、ダンサーをやめることは頭にない。前任のジプシーはよほど逆らってひどいことをされていたのではないか。自分はそこまでではない。
 それが素直な感想だ。

「では、失礼します」
「はい」

 ユッカは我に返り、アサシンクロスと入れ違いに部屋に入った。

「マスター、ちょっといいですか?」
「どうしたの?」
「私、ギルドに入ったら欲しいなーってずっと思ってたものがあって」
「うん?」
「職位が欲しいです」
「ああ。うち、みんなPosition20だもんね」
「『蒼天の堕天使』とか『全てを滅ぼす歌姫』みたいなカッコイイのが欲しいです!」

 プッ、と誰かが噴き出す声が聞こえた。
 ユッカが周りを見回すと、ルイーゼの真横にアサシンクロスが姿を現した。おかしくて仕方がないというふうに肩を震わせ、口元に手をあてている。

「すみません、つい盗み聞きを」
「えっ……あ、あの」
「ユッカ、本当にその職位、カッコイイと思ってる?」
「えっ……?」
「とりあえず、私が可愛い職位をつけておくから。ほら」
「ああ、可愛いんじゃないでしょうか。『みんなの妹』」
「うん、堕天使ナントカよりいいと思うよ」
「そうですか? お二人が言うならこれで。マスター、ありがとうございます!」
「いえいえ。初々しくていいねー、私も『みんなのマスター』にしようかな」
「それ、攻城戦で真っ先に狙われるから止めて下さい」

 嬉しそうなユッカにルイーゼが言った。

「そうそう、お友達のことだけど。ここが退屈だったら、誰か連れてきてもいいよ?」
「いえ、大丈夫です。退屈だなんて」

 友達を巻き込みたくない気持ちが最初はあったが、今は少し違う。
 変わった自分を誰にも見られたくない。以前の生活に戻った自分を思い浮かべると、安堵すると同時に奇妙な物足りなさを感じる。たぶん、今の生活に慣れてしまったのだ。
 ユッカは言葉を続けた。

「今の私には、皆さんがいますから」
「……そう? 良かった。不満があったら、いつでも言ってね」

 ユッカはパタパタとサンダルを鳴らして部屋へ戻っていく。
 ルイーゼはアサシンクロスに言った。

「……あれは、演技かな?」
「私には素のように思えますが」
「前のジプシーの子は嫌そうだったけど、私にも意見しないし、何が嫌なのか分からないままいなくなっちゃった。ユッカはやっぱり時々沈んでるように見えるけど、その理由も言わないよね」
「口にすれば分かり合えるものではないですよ。気になるなら、暴力で言い聞かせれば、自然と居場所はここだけになります。スクリームなら薬漬けにしてもできますし」
「そういう楽な方法は最後にしたいのよね」
「マスター、既にジプシーが逃げてるんですよ?」
「んー。次の攻城戦まで保留。様子見で」
「了解しました」


 そんな会話が交わされていることも知らず、ユッカは廊下で立ち止まり、窓の外をゆっくりと夕陽が沈んでいく様子を見詰めていた。




[>同じ職位の方がいたら実にすみません。

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