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Home > Diary of the Berserk > 傾く天秤

傾く天秤

 攻城戦を終え、ギルドマスターの女パラディンであるルイーゼは石畳の廊下をカツカツと歩きながら、大勢のメンバーを率いて砦へ凱旋した。汗と他人の血で湿ったオーディンマスクをいつもの眼帯に換え、返り血を浴びて染まった銀色の長髪を手で梳くと、幹部の男クリエイターが駆け寄った。

「お疲れ様です。今回の捕虜はどうしますか?」
「いつも通り。男は半殺し、女は好きにしていい。最後まで心が折れない子がいたら私の元へ連れてきて」
「かしこまりました」

 クリエイターが笑って別室へと向かう。そちらには男の捕虜がまとめられている。
 ルイーゼが居間に入ると、女の捕虜がふたり、後ろ手に縛られて床に転がされていた。その周りをぐるりと十数人のギルドメンバーの男達が取り囲んで検分するように眺めている。異様な光景だった。


「おや、二人だけ?」
 ルイーゼが残念そうに言うと、頬に傷のあるチェイサーが肩をすくめた。
「みんな逃げちゃってね。女はこいつらだけ」
「ふーん。おや……」

 ルイーゼは捕虜を見下ろした。ひとりは髪をひとつに束ねたチャンピオンで、もうひとりは少しカールのついたセミロングを背中に垂らしたハイプリーストだった。燃えるような色の赤毛に大きな鳶色の瞳。少しあどけなさの残る可愛らしい顔立ち。二人とも顔がそっくりだった。

「双子じゃないか」
「だな」
「これは……廃アコ時代に二人を並べたらさぞかし可愛いだろうね」
「マスター、オヤジ臭いよ」
「捕虜がもっといたら、私がこの子達を頂くのに」
「女同士で? マジキチ!」
「そうだ、ユッカはどこ?」

 ルイーゼは広間を見回す。ソファに横になってバードに介抱されているダンサーに気付いて歩み寄った。

「ユッカ、初参戦お疲れ様!」
「は、はい……」
「よくやってくれたね」

 汗と精液にまみれているのも気にせず、ユッカの手を取り頬にキスをする。
 チェイサーがマスターに言う。

「で、マスターとユッカちゃんと捕虜二人でギルメン全員を相手にするとして……一人当たり十人は行かないっしょ。まぁ妥当な数じゃない?」

 捕虜のチャンピオンが青ざめた顔で二人を見上げた。ハイプリーストは話の内容が理解できない様子で、ただ不安げな表情をしている。

「だね。じゃ、打ち上げやろっか」

 マスターの声で男達が歓声をあげる。

 チャンピオンとハイプリーストは大勢の手に引き離され、乱暴に服を破かれる。衣装の上からでもはっきりと分かる巨乳がたぷんと溢れ出て、二人の谷間でおそろいの十字架が揺れる。男の間で声が上がった。
 ハイプリーストのアロエが甲高い悲鳴をあげ、チャンピオンのソフォラは叫んだ。

「やめて! その子に手を出さないで!」
「へえ、チャンプがお姉さん?」

 いち早くソフォラの豊乳を鷲掴みにして堪能していた、無精ヒゲの男チャンピオンが言った。

「アロエは関係ない! 私が……私が相手するから我慢して!」
「姉さんっ……」

 チェイサーが嘲笑した。

「チャンプじゃハイプリの代わりにはなんねーよ」
「……悪い思いはさせないわ。わ、私、いちおう処女なのよ」

 ソフォラが上擦った声で言う。
 男達の一部は一笑し、一部は食いついた。

「感動した! チャンプお姉さんの処女は俺がもらった!」
「いや俺が」
「僕が」

 ソフォラの周りに人が増え、両腕を拘束していた縄がほどかれ、赤いインナーと薄灰色のノースリーブの上着がビリビリと裂かれる。ペニスが次々と突きつけられ、ソフォラは初めて見る男の生臭い性器に顔をしかめたが、意を決して両手で一本を握る。

「ぎこちないねぇ」
 握らせているプロフェッサーがまんざらでもなさそうに笑う。
「チャンプさん、口が空いてるよ。てか足りないから」

 スナイパーがソフォラの口を開けさせて鈴口を差し出し、右手にハイプリースト、左手にプロフェッサーのものを握らせると、ソフォラの動きが止まった。

「できないの? じゃー妹さんに頼んじゃうよっ!」
「……や、やります」

 ソフォラが両手を動かし、スナイパーの亀頭を口に含んで、おずおずと舐める。敏感な箇所を這う生温かい粘膜の感触に満足しながら、スナイパーがおどけた。

「そうそう、歯を立てたら妹さんやっちゃうからねっ」
 思わず歯を浮かせ、ソフォラが咥えたまま頷く。
「……ふぁい……」
 プロフェッサーがソフォラの指を根本に導いて指示する。
「もっと強く握って、そう、そのくらい。あとここね」
「ふぁい……」

 ソフォラは言われたとおりに口と指を動かす。ちらりと妹を見ると、アロエはチェイサーに背後をとられ、怯えた目で見ていた。
 無邪気で可愛い、双子の妹。
 対人に興味がない子なのに、支援が足りないギルドだからとマスターに言われ、無理を言ってここに連れてきてしまった。
 私が護ってあげないと。

 ソフォラは目の前の男達を満足させることに専念することにした。視界から妹を追い出しても分かる、痛い視線を感じながら。

「じゃー、おじちゃんは濡らしとくかな」
 乳房を弄るのに飽きた男チャンピオンが自分の指を舐め、ソフォラの黒いズボンの中に手を突っ込んで下着の薄い布地に触れる。思わずビクリとしたが、ここで退けば妹が犯される。ソフォラは蠢く指に湧き上がる嫌悪感を心の奥に押し込み、奉仕を続けた。



「余った人はこっちね」
 ルイーゼが金色の重鎧を脱いで白い肌をさらすと、ロードナイトが抱きついた。背中から豊満な乳房を揉まれながら、床に膝をついてパラディンのズボンを下ろして怒張を飲み込み、右と左から差し出された二人のペニスを慣れた手つきで扱く。
 広間のソファの上ではダンサーにバードがのしかかって自身を挿入する。攻城戦の間、ずっと犯されながらスクリームを続けていたユッカの中は熱く具合が良い。ソウルリンカーが口を挟む。

「オマエ、防衛中はユッカちゃんとやってたんだろ? 譲れよ」
「ボクは演奏してるから、GV中はできないの。目の前で見せられながら2時間も焦らされるの辛いんだから」
「あ、あの……お口で、しますから……っひぅ……お二人とも、ケンカ、しないで下さい……」

 ユッカが喘ぎながら小さな口を開け、ピンク色の舌を出して誘う。

「……しょーがねーな」

 ソウルリンカーが中に突っ込むと、一瞬だけ苦しそうな顔をしたが、すぐに飲み込んで夢中でしゃぶり始めた。空いている両手にはそれぞれ他のメンバーの肉棒があてがわれる。ユッカはぎこちない舌遣いと手つきながらも丁寧な愛撫を始めた。

「いやーさすが、みんなの妹ユッカちゃん」
「……くちゅ……ふぁ、ふぁりがとうございまふ……ぅっ」


 アロエはユッカの様子に見入った。
 小柄なユッカが屈強な四人に襲われ奉仕している様子は痛々しくも卑猥だった。

「じーっと見ちゃって。興味ある?」

 背後でアロエの腕を拘束しているチェイサーが耳元で囁いた。思わずアロエは首を横に振る。

「あんたさ、処女じゃないんだろ?」
「……っ」
「別に否定しなくていいよ。分かるから、俺」

 少し馬鹿にした声でチェイサーが言う。

「でさ。処女のお姉さんにあんなことさせて、あんた恥ずかしくないの?」

 アロエが悲痛な声で言った。

「わ、私は攻城戦なんてやだって言ったのに、お姉ちゃんが連れてきたんだものっ……!」
「ハッ、姉のせいってか。最低だね」

「あら」

 聞いていたらしいルイーゼがフェラチオを止め、手は動かしながらアロエを見た。虹彩の薄いアルビノの赤い目で直視されてアロエがたじろいだ。

「そう言いつつ、お姉さんを守るために逃げなかったのよねー。そういうの好きよ。貴女は悪くないわ」

 ルイーゼは微笑んで言葉を続けた。

「ただ、弱いくせに攻城戦に出てるからいけないの」

 そして、再び美味しそうに陰茎を頬張る。肌が白いせいでやけに赤く見える唇で、パラディンの大きめのペニスの根本をしごき、奥まで押し込んだ咽頭で亀頭を擦る。たっぷりと唾液を含んだ舌を這わせ、ぬるぬると吸い上げる。

「マスター、そろそろ……」

 パラディンがルイーゼの銀髪を撫でながら言う。ルイーゼが水音を立てて出し入れを激しくする。抜こうとしたルイーゼの顔を掴んで奥まで飲み込ませると、パラディンは喉の奥で精を吐き出した。

「ごぶっ……っぐ……」

 口いっぱいに出された青臭い精液を飲みきれず、唇の端や鼻の穴から垂らし、それを指ですくって舐め取りながら言った。

「……ぷはっ、多いね」
「すみません」
「若くていいよ」

 顔に零れたザーメンをひととおり舐め終わると、唾液と精液で濡れたパラディンの陰茎を再び口に含んできれいに掃除する。

 ルイーゼは四つん這いになると、ミニスカートをめくって赤い絹の下着を膝まで下ろす。白い臀部が露わになり、花弁から下着まで透明な粘液が糸を引いた。背後のロードナイトを目で誘うと、ロードナイトはルイーゼの背に手を置いてバックから秘所に肉槍を突き入れる。容赦なく一気に奥まで突かれ、ルイーゼが呻く。

「っふ……んぅっ……」

 ルイーゼの口元にホワイトスミスがペニスが差し出したが、激しく突かれて応えることができず、床に爪をたててルイーゼは喘いだ。

「ごめんなさ……っは……激しッ……ひぁあんっ……」

 パンッ、パンッ、と容赦なく肌がぶつかり合う音が響く。

「……っひ……ぁあうっ……はぁんっ……」

 赤い瞳を潤ませ、子宮口を突く肉欲と快感に溺れ、ルイーゼは脳がショートしそうな悦楽を貪った。それが完全に焼き切れたとき、ロードナイトが射精し、ルイーゼの白い裸体が糸の切れた人形のように床に崩れ落ちた。

「マスター、次いただきまーす」

 達した後の余韻に浸り、肩で呼吸しているルイーゼを抱き起こし、ホワイトスミスがそのまま挿入する。結合部からごぼりと先客の白濁がこぼれ落ち、床に溜まりを作った。

「……ひぅ!」

 達したばかりで熱の冷めない身体に再び雄の欲望を注がれ、ルイーゼが悲鳴を上げる。

「ぐぁ……あっ……んぐっぉ……」

 獣のような愉悦の声をあげて、ルイーゼは自ら腰を振る。身体の芯がどろりと熱く溶けて牡を求める。一度こうなると止まらない。気が昂ぶった攻城戦の後はたいていこうで、次から次へと男を食わないと満足出来ない。ホワイトスミスの後にハイウィザード、さらに力尽きたユッカから流れてきた別のギルメンを相手にしながら、ルイーゼは汗だくになって咆吼を続けた。



「マスター始まったな」

 ソフォラの未成熟なクリトリスを濡れた指先で嬲りながらチャンピオンが言った。処女な上にあまり自分でいじってないらしい性器は感度が悪い。
 ハイプリーストは拙い手コキに飽きたのかマスターのところへ去った。

「あー、そろそろ良くなってきたかも」

 イマラチオさせているスナイパーが言う。
「分かってると思うけど、全部飲んでよね」
「……ふぁい……」

 ソフォラは返事した。男根に歯があたらぬようにずっと同じ形に開いた口は感覚が無く、顎がちりちりと痺れる。自分の口が単なる穴になった気分だ。別の陰茎をしごいている手もそうだ。つりそうになるのを堪え、必死で動かす。手のほうは切っ先から出る体液でやや濡れ、これでも最初よりは動かしやすくなった。ただ、口に出されるスナイパーの先走りはとても苦く、吐き出しそうになるのを堪えながら飲み込み、苦味を追い出した。

「でも、だいぶ上手くなったよな」

 心を読んだかのようなタイミングでプロフェッサーが言った。

「だねー。今後の成長が楽しみ……っ……、で、出るよっ」
「……ふぐぅっ!? ……げほっ!」

 陰茎が脈動して口内に精を吐き出す。口いっぱいに今まで以上の苦みが広がり、生臭さと嘔吐感に耐えられずソフォラは反射的に吐き出した。

「あーっ、飲んでって言ったのにー!」
 咎めるようなスナイパーの声に青ざめ、ソフォラはけほけほとむせながら謝った。
「す、すみませんっ」

 そして、顔を床に着けて落ちた精液を舌で舐め取る。ざりざりと砂の感触が舌に当たったが気にならなかった。機嫌を損ねて妹を犯されるよりはずっとマシだった。むせたせいで涙が目に浮かんでいる。上から誰かの制止の声が降ったが、ソフォラは最後の一滴まで綺麗に舐め取った。
 顔をあげると、困ったようなプロフェッサーとチャンピオンの表情と、満足げなスナイパーの表情が目に入った。自分の行動が正しかったことを確信し、ソフォラは再び謝罪した。

「本当に、すみません、でした。続き、しますから」

 そして、次にプロフェッサーの男根を口に咥える。少し時間があいたせいか小さくなっていたが、口の中でみるみる膨らんでいき、ソフォラは安堵した。

「お姉さん、腰浮かせて」

 チャンピオンの声に従うと、ズボンを下げられ取り払われた。上は破かれたチャンピオンの衣装、下は白いパンティだけになったが、すぐに下着も脱がされた。汗をかいていたのもあって、やけに冷えた外気を感じた。妹の代わりにという約束の手前、可愛らしい悲鳴をあげて泣いたりすることもできず、ソフォラは覚悟を決めた。

「そのまま浮かせててくれ」

 太股に手が触れ、股間に温かいものが触れた。それが吐息だと分かり、ソフォラは動揺した。すぐ下に男の顔がある。ぬめる舌の感触が秘所に当たり、思わずびくついた。

「……っ」
「サービス精神旺盛だね」

 座って休憩しているスナイパーがからかった。

「俺チャンプ大好きー」

 じゅるっ、とチャンピオンが水音をたてて吸い付き、舌で陰核を叩く。
 ソフォラは背中を快感が這い上がる感覚にひくつく。プロフェッサーが指摘した。

「あ、感じてる? こっちが留守になってきた」
「まじで? じゃー、おじちゃん頑張っちゃおー」
「そのおじちゃんっての、やめなよ」
「……ーーーっ! ……っ」

 生温かい口の中でクリトリスを転がされ、ぐちゅぐちゅと口内で嬲られる。汗がどっと噴き出すのが分かった。むず痒いような感覚が湧き、フェラチオに集中できなくなる。ソフォラは頬を赤らめ、涙目で心を乱されながら、必死で舌を動かした。



 ハイプリーストのアロエは食い入るように姉の姿を見ていた。心臓の音が聞こえそうなほど脈打っている。身体が熱く、芯がきゅうっと締め付けられるように疼く。呼吸が浅く早い。
 チェイサーが自分を見ているのが分かる。男ものの香水の匂いがする。後ろでアロエの手首を拘束している指が熱い。

「お姉さんがされるの見てしたくなっちゃった?」
 アロエは首を思い切り横に振る。
「その割に見てるよな。目、潤んでるぜ?」

 言われてからようやく視線を逸らす。マスターは発情した猫のように叫び、代わる代わる男に突かれ続けている。ダンサーは疲れて誰かのマントを毛布代わりにして眠り込んでいる。

「双子ってさー、片方を殴ったら、もう片方も痛みを感じるって言うよな」
 チェイサーが顔を寄せて言う。香水の匂いが鼻孔を突いた。
「片方が感じたら、もう片方も感じるの?」
「知らない」

 声を出して、自分の喉が渇いていることに気付く。つばを飲み込むと、ごくりと大きな音がした。
 チェイサーがアロエの頭に手を置いた。そのまま頭を撫でて背中へと手を回す。思わずアロエはビクッとした。
 異変に気付いて、ソフォラが顔を真っ赤にしながら叫ぶ。

「やめて! ……手をっ……っ……出さないでっ!」
「頭撫でてるだけだし。それともあんたの妹は、頭撫でるだけで感じる変態かぁ?」

 アロエの前髪を指でかき分け、そっと手ぐしで梳くと、アロエはまたビクッとした。

「まぁ、本人がセックスしたいって言うなら話は別だよな」
 笑うチェイサーにソフォラが食いつく。
「そんな訳、ないっ!」
「そうかな?」

 チェイサーがアロエの豊かな乳房を掴み、片方の乳首に吸い付いた。

「ひぁっ……!」

 アロエの口から喘ぎ声が出る。チェイサーは口内で乳首に歯を立て、舌先で押し潰し、ねっとりと嬲る。

 アロエの頬がみるみるうちに朱に染まり、もう片方の乳首が固くなり、ピンと起っている。

「はっ……ふぁ……ああっ……んぅぅっ……」
「やめろっ!」
「んく……はふっ……姉さん、私……私……」

 思わず駆け寄ろうとするソフォラを、プロフェッサーとチャンピオンが力ずくで止める。

「離して!」
「駄目駄目、あっちはあっち」

 チェイサーが乳首から唇を離してアロエの耳元で囁く。

「どう? ハイプリさん、セックスしたくない?」
「……っ、は、はいっ……したい、です……」

「アロエッ!?」

 ソフォラは耳を疑った。

「よく言えました」

 チェイサーがニィッと笑うと、シスター服のスリットから手を差し入れ、下着をずらして花弁の下に指を潜らせる。そこは既にトロトロに溶けていて素直に侵入者を迎え入れた。親指の腹でクリトリスを擦り、中指を奥まで差し込んで掻き回す。アロエは快感で力が抜けていくのを感じた。ソウルリンカーがアロエの白いストッキングに包まれた太ももをわざと大きく開かせ、自分にも周りにも見えるようにさせる。その中心の花園を、チェイサーがぐちゅぐちゅと水音を立てながら節くれ立った指で出し入れすると、蜜が溢れ出て臀部まで垂れていった。身体の芯がビクビクと震え、痺れるような快感が背筋を伝ってくる。

「……っぁ……はぅっ……っ……あぅん!」

 大きな声で喘ぎ始めたアロエに気付き、男達が引き寄せられていく。

「ハイプリたん解禁きた?」
「やったね! ハイプリ大好き!」
「癒してもらおー」

 アロエは四つん這いにされ、そのまま背後からチェイサーに犯された。赤く腫れた男根が白いガーターベルトに包まれた花弁の中にずぶずぶと飲み込まれていく。
 熱い肉棒で膣壁を擦られる感触に、アロエは呻き声をあげる。痛みはない。その下にソウルリンカーが潜り込み、揺れる巨乳を掴み、屹立した乳首を口に含む。

 チェイサーが腰を動かし始めると、寒気に似た痺れが身体中を走った。肌がぶつかり合う度にパンッ、パンッと小気味のいい音が鳴る。ひと突きが重く、奥まで突かれると快楽中枢まで犯されるような快感が全身を貫く。チェイサーがペニスを引き抜く度に、身体の熱と一緒に愛液が溢れ出ていくのが分かった。セックスの経験はわずかしかないが、こんなに興奮したのは初めてだった。アロエは犬になった気分で指先で床を掻いて喘ぎ、文字通り腰を振った。

 喘ぎの止まらない唇に、ロードナイトが性器を突っ込む。アロエは無意識的に舐め始めたが、下半身の責めに耐えられずに突っ込まれているだけになった。ロードナイトがアロエの頬を両手で押さえ、そのまま前後に腰を振って口を犯し始めた。

 チェイサーの動きが激しくなり、アロエは床についた手に力を込めた。頭が真っ白になり、気持ちよくて失神しそうなほどだった。全身がじんと痺れて手足の感覚が失われていたが、爪先だけが反射のようにピクピクと動く。灼けるような快感が全身を犯し、アロエは大きな声をあげて気を達した。
 荒い息で力を抜いたが、チェイサーに突かれて思わず足を踏ん張った。オーガズムを味わった身体は重く、力が入らない。チェイサーがアロエの腰を引き寄せて抽送を続け、身体を冷ますこともできずに喘ぐ。ようやく動きが止まり、アロエは熱い子種がごぷりと注がるのを身体の内側で感じた。

 ぐったりと床に崩れ落ちてアロエが息を整えていると、ソウルリンカーが背中に手を置き、新たにペニスを挿入した。再び熱い男性器を迎え入れ、火照った身体をずぶずぶと貫かれ、アロエは歓喜の悲鳴を上げた。


「嫌っ、やめてっ! 約束が違うっ!」
 ソフォラが悲痛な声で叫ぶ。
 チャンピオンがなだめるように言った。
「もうさ……諦めなよ。お姉さんはどこも悪くないんだからさ」

 ごめんな、と言う声が聞こえた。
 仰向けに押し倒され、秘所に何かが押し当てられたと思うと体重がかかり、一気に貫かれた。

「っ……痛っ……あぁーーーッ!」
 焼け付くような痛みが身体を浸食する。
「……ひぅっ! ……あぁっ!」

 ソフォラは口をぱくぱくさせた。
 攻城戦で殺されるときの痛み。モンスターに襲われたときの痛み。師匠の拳を受けたときの痛み。そのどれにも勝らない程度なのに、ひどく心が痛んだ。

「うぁ……っぐ……うぅっ……!」

 ソフォラは呻きながら痛みに耐えた。チャンピオンは抽送を続ける。身体の奥にゴツゴツとペニスが当たって気持ちが悪い。胃がおかしくなるんじゃないかと思った。痛みに慣れてきた頃に、奔流がどっと体内に注がれた。熱さに思わず呻く。

「……ひぅっ……」

 チャンピオンがペニスを抜く。入れたときよりも縮んだそれは、血で汚れていた。精液の残滓が先端から垂れ、血と混じって薄い桃色になっている。ソフォラはゾッとした。

「次いくよ」

 プロフェッサーが欲望の切っ先を向ける。ソフォラは再び覚悟して息をとめた。最初よりは随分と軽くなったが、鈍い痛みが身体を蝕む。
 慣れてしまえば、最初ほどの苦痛はなく、こんなものかと思うようになった。気持ち悪さはもうないが、気持ち良いということもない。ただ、子宮にかかる圧迫感に脂汗が滲む。

 アロエを見ると、今度はスナイパーに乗られ、嬉しそうに喘いでいる。
 いっそ、ああなってしまえば、どれだけ楽なのか。
 心の痛みは消え、代わりに虚しさが込み上げた。
 自分は何のために妹を庇っていたというのか。
 妹は、私が護ってあげないと。今までそう思っていたけれど、本当は気付いていた。
 私が護ってあげないと、きっと妹のことが疎ましくて仕方がなくなる。私と同じ顔をして、私の一番近くにいて、可愛くて誰にも愛されて……私は見向きもされない。
 かばってあげないと、一緒にいる自分の存在価値がなくなってしまう。強迫観念に似た怖れが、健全に鍛えたつもりの心身を蝕んでいった。邪念を追い払うように法衣を纏い、拳を振るっても、そんな想いは影のようについて回った。

「……ぐっ……」

 惨めな気分で目尻に涙が浮かぶ。
 処女を奪われるのは辛くない。ただ、心が軋んだ。

 ソフォラの中でプロフェッサーがぶるっと震え、熱い精を吐き出した。射精して終わると、ハイプリーストがやって来た。ソフォラは生気の抜けた目で男を見た。妹としたほうが楽しいよ、と言った。ハイプリーストはそのままアロエと交わり始めた。その後も、何人か男がやってきたが、みんなアロエに流した。でも、アロエは少しも嫌がってなかった。
 そうか、どうして今までこんな単純なことに気付かなかったのか。
 私が嫌だからって、アロエが嫌だとは限らないのだ。大したことじゃなかった。裏切られたと思ったけれど、私の理解が足りなかっただけ。きっと理解しようともしてなかった。同じ顔をした妹があんな淫売だと思いたくなかっただけ。
 ソフォラは昏い笑みを浮かべた。
 妹は淫売。理解した。うん、これで、多分、これからも、上手く妹とやっていける。
 目の前に、アロエの十字架が落ちていた。アコライト時代に、自分の稼ぎを崩して、おそろいで買った十字架だ。それを拾い上げてぐっと力を込めると、バキンと音をたてて割った。ついでに自分の十字架も割った。
 ふと気がつくと、目の前にルイーゼがいた。
 獣から人間に戻ったようで、きちんと鎧を着込んでいる。

「ねえ、貴女、うちに来ない?」
「何を言ってるの?」
「あなたがうちに来るなら、ギルドの人達を見逃してあげてもいいのよ」
「どういう意味?」
「もう二度と、攻城戦どころか冒険者もできなくなるかもしれないってこと」
「それ、脅迫?」
「うん。だって貴女が欲しいんだもん」
「クズね」
「そのクズに負けたのだから、それなりの覚悟が必要だと思わない?」
「……」

 ルイーゼはソフォラの二の腕を掴んだ。
 乱暴に引きずりながら、ルイーゼは男の捕虜が居る部屋に向かう。部屋は血生臭い臭いで充満し、凄惨な状態になっていた。

「ひっ」
 ソフォラは息を飲んだ。
 中にあるのは、ギルドメンバーの姿、というよりも、ギルドメンバーだった“もの”。

「何なのよ……これ、何なのよ!」
「大丈夫、攻城戦だもの、砦を出たら全部元通りだから。……身体はね」
「あんたっ、頭おかしいわ!」

 会話に気付き、メスを手に血まみれになっている男クリエイターが振り向いた。ズボンがテントを張っていたが、ソフォラは気付かない。

「あれ、マスター」
「様子を見せに来たの。もう終わっちゃった?」
「いえ、まだ二人目ですが」

 部屋の奥には数人の男が縛られ、目に恐怖の色を浮かべて縮こまっている。ギルドメンバーの解体ショーを見せられ、失禁している者もいた。

「どうする? まだ残ってるんだって」

 ルイーゼは笑顔だ。
 ソフォラは暗い顔でうつむいた。我が身を犠牲にするのは構わない。しかし……。

「……ります」
「ん? 何?」
「ギルドに入ります。入れて下さい」
「そう、良かった」

 満足げなルイーゼに、失意の表情のソフォラ。もう一人、失意の表情のクリエイターがいた。

「ごめんね。取引したから、ここの人達はもう解放してあげて」
「……はい」

 マスターの命令なら仕方ない、とばかりにクリエイターは捕虜の拘束を解く。ギルドメンバー達はほうほうの体で逃げ出した。ぼろぼろの服を纏ってうなだれるソフォラに声をかける者は誰もいない。

「冷たいですよね。あんな人達、貴女がかばう価値もなかったんじゃないですか?」
 クリエイターが皮肉る。
「だいたい、攻城戦に出るなら自分の責任くらい自分で持つべきですよね。他人のケツを拭いて回る生き方して……」
「やめなさい」

 ルイーゼが言葉を遮る。

「今はそれは関係ないよ」
「……すみません」

 クリエイターは口をつぐんだが、ソフォラは冷水を浴びせられたように身体が凍った。他人のケツを拭いて回る生き方。お節介のようにアロエを護り、ギルメンを護ったことを見透かしたような口ぶり。思わず胸を押さえる。
 ルイーゼからギルド加入要請が送られ、ソフォラは動悸を抑えながら了承した。ギルドの名前はBerserk、オーディン神に仕える狂戦士の名前だった。
 狂ってる。
 ギルドの名前にピッタリだと、そう思った。
 広間から聞こえる、アロエの嬌声が清々しい。

「妹さんも入れたら面白いかな?」
「私はどちらでも」
 ソフォラは何の感慨もなく答えた。
「ただ、マスターの取り分が減っても、責任持ちませんから」
 ルイーゼが笑う。
「メンバー同士で遊ぶのは自由。ただ、私はみんなのマスターだから、差別はしないよ」
「そうですか」
 みんなのマスター。それはいろんな意味で文字通り。
「これからよろしくね、ソフォラ」
「お手柔らかに。マスター」
 ソフォラは心からそう言った。




 ソフォラと入れ違いに、チェイサーが部屋に入った。札束をルイーゼに差し出す。

「マスター、これ今月分」
「別に、毎月、上前を持ってこなくてもいいのよ? なんだか悪い」
「俺がしたいんだからやらせてくれよ。ギルドもあんまり顔出せないし、攻城戦も出れないときあるし」
「最近はお店のほうはどうなの?」
「モロク崩壊からちょっとずつ立ち直ってきたかって感じ」

 チェイサーはモロクで娼館を経営している。金と女さえあればいい人生だったが、無茶なギルドがあると聞いてここへ来た。期待通りの出来映えで、マスターのマジキチぶりが気に入っていた。

「今度、お店に遊びに行こうかな」
「マジで? 安くしとくよ。男がいい? モンスターも用意できるけど」
「いや、中で働くの」
「……ハァ? ああ、アルビノで若くて淫乱とくれば高い値は付くと思うけど」
「ふふ。ありがとう」

 そこはお礼を言うところじゃないと思ったが口には出さなかった。

「ギルドのみんなでお店に遊びに行ったら楽しいかな?」
「それはちょっと……高いぜ?」
「ギルド遠足よ。女が売って男は買うの」

 チェイサーの表情が固まる。

「あのさー。面白いから黙ってたけど、女はみんなマスターみたいにセックス大好きじゃないからね? 複数人とかもってのほかだからね? マスターが刺されて終わったらつまんねぇから言っとくよ」
「そうなの?」
「ぶっちゃけ、マスター女友達いる? 肉体関係ある子は抜きで」
「それくらい……」

 逡巡の後、ルイーゼは押し黙る。

「そーいうこと。女の子を増やすっていうし、今後の手腕に期待してるぜ」
「うーん」
「ま、使えない女がいたら店で引き取ってもいいしな。薬漬けにすっけど」

 チェイサーは笑い、砦を後にした。





[>(2009.10.29)内容を修正しました

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