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2007年12月

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冬コミお疲れ様でした

 本日は冬コミであさぎりえいじ様のスペースをお手伝い&新刊eRO小説を委託販売させて頂きました。お陰様で無事に終了いたしました。
 寒い中、男性でみっしりのスペースに足を運んでいただいた女性の方、颯爽と来訪&ご購入されていった男性の方、「サイト見てます」割引を使って下さった方、暖かいお言葉をかけて下さった方、皆様有り難う御座いました。
 サイトだけでもそもそと活動していると(しかも遅筆で)誰かから反応を頂くということがないのですが、今回、自分の本が買われるのを目の前で見ることができ、一期一会で色々な方にお会いできたこともあって、かなり元気というか原動力を頂きました。本を出せばまとめて話が書けることも分かったので、同人活動を(細々と)再開しようと思っております。次のラグフェスコミック1あたりに申し込んでみようかなぁと。……ラグフェス、20spしか募集してないのですね。自転車で行ける距離なのでいいかなと思うのですが、成人向が自分のところだけだったら浮いて嫌かもです。ラグフェスは出たことがないので出てみたいんですが。

 栄光印刷さんにお願いした新刊ですが、ネットで叩かれているような事態もなく綺麗に刷り上がってました。マットPPの手触りが気持ちいいです。今後も少部数で安く刷って安く出せるところを楽しく探したいです。

 それから、いつの間にか来訪者数が10万を超えてました! ありがとうございますありがとうございます。何か祭りをやろうと思ったのですが、とりあえず各シリーズ1個ずつ新作を書けばいいですかね。新しいことをするより皆様への還元になるかと。
 来年からまた頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
 それでは、皆様、良いお年を!
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獅子戦争続き

 相変わらず獅子戦争をやっています。クリスマス更新をしようと思ってeRO小説も書いていたのですが……へたれです。ゲーマーのPSP友達を引き込んだら、2時間プレイして「何この糞ゲー!」と怒り出したので「く、糞ゲーじゃないよ! マゾゲーだよ!」と言い訳しました。しかし、ゲーマー魂に火がついたらしく、次に会ったときには私と同じLVになってました。ヒィッ。このゲームはLv上げのために仲間で殴りあったり戦闘中に延々と「力をためる」を繰り返したりします。まぞいです。友達にはアグリアスさんがまだ自分で動かせないらしく、「コイツ聖剣技で味方ごと斬るんだけど」とかボロクソに言ってます。除名しようとしたら「私は騎士として最後まで見届ける」と言われたとか。
聖騎士アグリアス:「命脈は無常にして惜しむるべからず・・・ 葬る!」……味方の命脈も惜しまなさすぎです。


■□■拍手おへんじ■□■
>処刑場クリアしたと言うことはアグリアスの「今さら疑うものか! 私はおまえを信じる!!」台詞聞きましたか?(以下略
>>聞きました、あれは名台詞ですね! 鼻血ものでした。chapter2も無事にクリアしました。攻略サイトに載っていた楽なLV上げ方法(延々とためる)をやってたら10LVも上がっていたのでテレポなしで楽に倒せました。ガフガリオンがあっさり死んでちょっと悲しかったですが……いいオッサンキャラだったのに。
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獅子戦争ハジマタ

 5年前から使ってるメインPCの電源がよく落ちるようになったので新調中です。箱を開けたら、電源ケーブルのソケット(接合部)がちょっと焦げてました(´∀`)危ない。買い物ついでに、拍手でオススメ頂いた「ファイナルファンタジータクティクス獅子戦争」を買ってきました。
 感想。む、難しい……。戦闘シーンがリアルタイムじゃなくてターン制なので、プリクラみたいな格ゲー式とかクライシスコアみたいな3Dアクションとかより楽だろうと思っていたら甘かった。こっちのLVが高くても戦略であっさり負けるマス目ゲーです。ディスガイアのように行動キャンセルができないのでシビア。今、ライオネル城門前で6回くらいロードしてます。しかも、ライオネル城の酒場(儲け話)に白魔導師を放り込んだままここまで来ちゃったので、呼び戻せずに白魔導師抜きで戦ってます。まぞい。処刑場はなんとかクリアしたからここも頑張ればきっと。
 あとムービーが綺麗です。これは3Dの上に手書き加工をしてるのかな。「風が吹くとき」という戦争映画(テクスチャがリアルなアニメ。トラウマもの)を思い出しました。まるで絵本の絵が動いてるようです。
 道中でチョコボを保護したのですが、いつの間にか増殖していて驚異です。今や13匹。怖いよ~。FFをプレイしてる友達に聞いたら「イイことしてるから増えてんでしょ」とか言われました。最初は1匹だったのに! 雌雄同性!? 
主人公ラムザ:「僕たちが王女様を助けるために奮闘してるのにチョコボは交尾ばっかりしやがって。僕もアグリアスさんと……」冗談です。女聖騎士アグリアスさん、超カッコイイですよ。

さて、家族が会社の忘年会でいやげもの (※もらってイヤなみやげものの意。みうらじゅん語) をもらって来たのでアップ。ロビンマスク! 微グロ。気持ち悪いものが苦手な人はクリック注意です。何でも、忘年会のプレゼント交換で「あなたが500円の価値があると思った物を持ってきて下さい」というお題で、上司がドンキで3000円をはたいて買ってきた物だそうです。 500円でもいらない……。 キン肉マンとか今の子供は分かるのかな? バンプレスト何やってんの。
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や(お)らないか

 2年ぶりに本を出すということでRO同人サークルニュースさんに情報を載せて頂いたのですが、サークルリストを見回っていたらROのやおい本が猛烈に欲しくなってきました。私は1年に1回ほど、BL本が読みたくなる性癖性質があるのですが、ここ1年ほど読んでなかったなぁーとか。やらないか、もといやおらないか。コミケ1日目に行くかどうか迷っております。
 そういえば、eb!がROのアンソロから撤退するという噂を聞きました。新パッチネタ本を出したあたりで終わりでしょうか。たくさんシリーズ出ていたし、結構頑張ってたよなぁ~としみじみ。普段は本を出さない作家さんの漫画がコンスタントに読めるので貴重だったんですが。残念。
 今日は友達から左の写真とともにメールが送られてきました。「こんなのにおそわれたニダ! 今日はついてないニダ! 二体一対のようニダ!」 そこ何て言うフェイヨン。新宿の韓国料理屋前でも同じ物を見た気がします。天下ちゃんについてググったところ、災忌防除・悪魔退治・家内安全を祈願するための韓国の置物だそうで。こ、これは流行る! ……嘘です。

■□■拍手おへんじ■□■
>PSPなら獅子戦争がお勧めだったり。萌える女騎士アグリアスさんがいますし
>>まじですか! 早速公式サイトをググってきました。絵がかわいい! しかも二次元だ! ……アレ? 12歳以上推奨? アグリアスさんもチェックしました。設定読むだけで萌えです。FFっていっぱいあるんですね……。ともあれちょっくら買ってみます。情報ありがとうございました~!
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クライシスコアとラヘル

 原稿が終わったので封印していたあれこれをやりました。

■FFクライシスコア
私の初FF。マテリア合成で体力を9999にして遊んだり。最初はCGが綺麗で感動していましたが、あまりに美形が多過ぎてだんだんマネキンに見えてきました。オタクとしてどのキャラに萌えようかと思っていたのですが、どうも耽美過ぎて萌えられず、ストーリーは急すぎてついていけず。友達には「アンタ、耽美も超展開も好きでしょ」と突っ込まれました。いや、そうなんですけど。

■プリンセスクラウン
ようやくクリア。ヒロインは王女様なので素敵な殿方に守ってもらったり、殿方を「様」付けで呼んだりするのがアンジェリークというか乙女的で良かったです。クールなのに最後に砂糖吐きしてくれるエドワード様に萌えす。魔女のプロセルピーナ(悪役)と使い魔の黒猫ゴブリンペアも良かった。戦闘はだるいですが本当かわいいゲームでした。

■RO

 しばらくプレイしないうちに随分と重くなってました。プロバイダを替えたのが悪いのか、VISTAが悪いのか、PCが古くなったのか(5年前から同じマシンです)。

 クルセがリヒタルゼンにいたので、生体でちまちま2%を稼いだ後、ラヘルへ。飛行船に乗ったら、廃ノビ君が目の前で死んだふりをしたので、とりあえず反応してみました(写真1枚目)。
「えっ……わ、私に踏んで欲しい……? う、うむ……こ、これでいいのか?」……冗談です。

 ラヘルに着き、神殿に入ろうとしたら「お前、臭いんだよ! 体を清めてこい!」と門番にひどいことを言われたので、どっかの豪邸のプールに勝手に入って洗ってきました(写真2枚目)。チッ、こんな異教徒の街は聖戦が来たらボッコボッコにしてやんからな!

 ラヘルは室内のインテリアがとても素敵な街でした(写真3枚目)。ROの全盛期にはチャHカップルで埋め尽くされただろうに。実装が遅かったのが本当に悔やまれます。

 そういえば、プロバイダを替えたらインターネットも遅くなってしまい……自分のサイトが重いことに気づいたので色々減らしてみました。なんか表示がひっかかる……気がします。
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入稿しました

冬コミで2年ぶりに個人誌を出します。eRO小説本です。

スペースはあさぎりえいじ様のとこです。31日(月)東フ-11a「GreenHerb」 私も売り子してます。
男性向けゲーム島なので、RO関係を回る人にはちょうどいいかも。三日目にコミケ来る人はお気軽に声かけて下さいまし。きっと男臭いので女性は通販のほうがお薦めかと……来て頂けたら凄く嬉しいですが。

印刷所は栄光にしました。安くて印刷がちょっとアレらしいです。
変な色になってもいいように渋い色で塗ったつもりですが、ページ数がかさんで単価が高くなる小説本を出してる身としては、読めて安けりゃいいと思ってます。さすがにルビが飛んだら泣きますが。今からwktkです。

締め切りがあると数話まとめて書けるのに、サイト公開だと1話書くのもやっとなペースの自分に神の裁き(GX)を喰らわせたい感じです。

■□■拍手おへんじ■□■
>入稿お疲れ様です。自分も締め切り造らないとダラダラしてしまいます……
>>おつありです。おお、同士よ……。私の絵描き友達が「締め切りがないと描かないから絵は仕事だけにしたい」とか言ってました。一見矛盾してるようですが、プロだと理に適ってるのかも?
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やおい学者セージちゃん(5)

※今回はリヒタルゼンの通行証クエスト(別名・友情クエスト。BLっぽいやつ)のネタバレを含みます。
未プレイの方はネタバレになりますのでご注意下さい。



 俺はリヒタルゼンの街をミントと二人で歩いていた。
 というのも、アサシンギルドのカイから妙な任務を命じられたからだ。
 いわく『ミントを誘ってリヒタルゼンの通行証クエストをやれ』、と……。

 任務というか、普通にデートだな。
 なもんで、今回は俺から誘ってみた。

 一緒にどっか行こうぜ、と誘ったときは乗り気だったミントだけど、内容がクエストと聞いてちょっと言葉を濁した。
「クエスト? うーん、面倒だからあんまりやったことないなぁ」

 そうだよなぁ。
 俺もクエストとか面倒で、あんまりやらないタイプだ。

 俺はここで、ミントが渋ったらこう答えろとカイに言われたセリフを口にした。

「じゃ、やめるか。俺は一緒に行きたいけど」

 ミントが慌てた調子で答える。

「えっ……行く、行くよっ。ウサタンとクエストするよ!」

 あれ? あっさりOKもらっちまった。
 カイマジックだぜ。

「じゃあ、ちょっと遠いけどリヒタルゼン行くか」
 リヒタルゼンという言葉にミントが即座に反応した。

「ねぇ、それってもしかして通行証クエスト?」
「ああ、それそれ。有名なのか?」
 突然、ミントの口調が熱気を帯びてきた。
「うん! 友達の間ですっごく萌えるって噂で! 実はそれだけやりたいなーって気になってたの! 私が原稿で忙しかったときにみんなやっちゃって、一人だけ乗り遅れちゃったんだよね」

 ……燃え? 一体、何が燃えるんだ?
 まぁ、もともと興味があったんなら良かった。

 ただ、俺のチョイスじゃなくてカイの命令ってのがなぁ。

 俺はちょっとはしゃぎ気味なミントを微笑ましく見つつも、その点がちょっと心に引っかかった。


 で、当日。
 ジュノーからリヒタルゼンに向かう飛行船の中で、俺たちは窓にへばりついていた。
 俺もミントも、飛行船に乗るのは初めてだ。

 うう、船が空を飛ぶなんて恐ろしい時代になったもんだ。恐るべし、シュバルツ共和国。
 しかもこの飛行船、あの空中都市ジュノーより高いところを飛んでるんだぜ。ジュノーの街が目の下にあんなに小さく……。

 ミントは子供のようにウキウキしている。
「ウサタン、あれ見て! ジュノーで私が通ってた学校!」
「どれだ?」
「あれだよ、モンスター研究所!」
「あのとがったやつか?」
「違うよー、丸い建物!」
「うーん、小さすぎてわかんねぇよ」

 とか言いつつも、俺も楽しくて仕方がない。
 ふと、コイツが俺の恋人だったら、もっと楽しいのかも知れないなーとか思ったり思わなかったり。
 飛行船でいい景色を眺め、都会的な空気に満ちたリヒタルゼンに降り立ったときは、かなりいい雰囲気になっていた。

 ベタベタしたカップルばかりの街で、何だか目のやり場に困るぜ。

 なんか会話しないとな。
 貧民街に向かう途中、俺はさりげなく聞いてみた。

「そういえばさ、お前って何型のセージなの?」

 今のセージの主流ってFCASなのかな?
 ミントはちょっと口ごもってる。

「えっと……バランス?」
 なんで自分でハテナを付けるんだ。

「スキルは何とってるんだ?」
「何って……その、ボルトとか支援スキルとか付与とか、まんべんなく」

 まんべんなく?

 ミントは歯切れ悪く答えた。
 ちょっと暗ーい顔をしている。
 あれ、悪いこと聞いちまったかな。

「そっか。まぁ、色々できていいんじゃね?」

 セージのスキルってアサシンに比べると多すぎてよく分かんねぇしな。

 ミントはぱっと顔を輝かせた。
「うん、色々できるよ!」

 おお、何とかフォローが成功したようだ。


 会話してるうちに貧民街に着いて、俺たちは通行証クエストを始めた。
 内容は、幼なじみで仲が良かった奴らが大人になって貧富の差で引き裂かれて……ってやつだ。普通は男と女でやるストーリーだと思うんだけど、なぜか男三人なんだよなぁ。それも、美青年・インテリ・不良、と無駄にキャラも立ってやがる。

 ミントは道中で「マクハァハァ」とか言ってた。
 マクってのは、貧民街にいる口の悪い不良っぽいやつ。
 俺も、3人の中では一番こいつと気が合いそうだ。

 クエストでは、3人を仲直りさせてめでたしめでたし……のはずだった。
 なのに、途中で金持ちの美青年のヤツが刺されちまった!
 血まみれで冷たくなった男NPCを前に、ミントは大泣きしちまった。
 俺もさすがにショックだった。

「ダイガツさん! マクとラブラブになるはずだったのにぃー!」
 ミントが叫ぶ。

「全くだよ。これから仲直りして、前みたいに3人で仲良く遊べるところだったのに……」
 あれ? なんかミント、変なこと言ってなかったか?
 ……シリアスな場面だし、突っ込まないでおこう。

 ミントは男から凶器のナイフを抜くと、最後の別れを告げた。
「おやすみなさい、ダイガツさん……」

 って、お前、凶器のナイフを抜くなー!
 犯人だと疑われるだろうが!

 俺はミントを連れてそそくさとその場を抜け出した。
 まったく、とんでもないクエストだぜ!


 最後はジュノーのインテリ男からリヒタルゼン通行証をもらって、無事にクエストを終了した。


 その後、ジュノー生まれのミントが街を案内してくれるっていうから観光もしてきた。
 魔法アカデミーに図書館にモンスター研究所……街はやたら広いし施設も整ってるんだけど、なんか、ココって何にもないとこなんだよな。

 こりゃ、ここで生まれたミントが空想……もとい妄想の世界に娯楽を見いだすのも仕方ないなーと思っちまった。

 あと、困ったことに色々とクエストが増えてるみたいで、ジュノーの住民に話しかけるたびに何かのフラグが立っちまった。せっかくだから、またミントを誘ってやるかな。
 と思っていたら、カイからwisが来た。

(From カイ):『おい』
(To カイ):『な、何だ!?』
(From カイ):『さっさと次のデートの約束をしろ』

 いつもながら、どこから俺たちを観察してるんだよ!

(To カイ):『何でデートのお誘いまで命令されてやんなきゃいけないんだよ』
(From カイ):『何度も言っているが、その女セージは男アサシン萌え本で有名な腐女子だ。アサシンギルドの貴賓として丁重に扱ってもらわねばならん』
(To カイ):『それはもう知ってるって。貴賓とか関係なく、俺はコイツと遊びたいんだよ』

 なんか面倒くさいなぁ。

 俺がカイとやり合ってるとはつゆ知らず、ミントは笑顔で言った。
「今日は楽しかった! ウサタンがわざわざこのクエスト選んで、誘ってくれたのが凄く嬉しかった。本当、ありがとねっ」

 俺はちょっと胸がチクリとした。
 あれ?
 楽しかったはずなのに、なんで俺、こんなんなってんだろ。

 そうか、もとは任務だったからか。
 ……これって、俺、ミントを騙してるんじゃねーか?

(From カイ):『よし、うまくいったようだな』
(To カイ):『なぁ……ミントは俺がセッティングしたデートだと思って喜んでるんだけど、なんか、違くねーか?』
(From カイ):『彼女が喜んでいるんだからいいだろう?』
(To カイ):『いや、でもさ……』

 俺はミントを騙してる気になってきた。こんなに喜ばれたらさ……。

「ミント……あのな」

 俺が言いかけると、カイが口を挟んだ。

(From カイ):『おい、余計なことは言うな。デートコースのセッティングなど、お前にそういう甲斐性ができてからやればいいだけの話だ』

 ああ、もううるさいなぁ。
 俺はこれだけは謝っておきたいんだよ。

「ごめん、通行証クエストは俺が選んだんじゃないんだ」

「え?」
 ミントが首をかしげる。

「実は、カイに言われてお前を誘ったんだ。ええと、カイって分かるか? アサシンギルドの転職NPC」
「うん。目隠ししたカッコイイ人だよね」
 ミントは即答する。
 カッコイイという言葉にちょっとムッとしたが、そんな場合じゃない。

「ああ、そいつ。今日のクエストは、カイのオススメでさ。俺のセレクトじゃねーんだ。本当、ごめん」

 ミントは何か考え込んでいる様子だったが、ぽつりと疑問を口にした。
「ねぇ……なんで、ウサタンがカイさんの言うとおりにするの?」

 うっ。


 俺は、普通にミントと遊びたいだけだ。
 でもカイは違う。

 ミントが俺を気に入ってるのを知ってて、俺を使ってアサシンハァハァしてもらおうと企んでる。
 そして、アサシン萌え本をどんどん出してもらって、アサシンの人気を底上げしようと……。

(正直、俺はそこまでの威力が『萌え』ってやつにあるとは思えないんだが。)

 ともあれ、俺がカイの言うとおりに動いて、ミントを利用……するつもりはないけど、結果的にそうなってる。

 あれ? 今さらだけど、俺ってカイに利用されてる?
 でもって、ミントの気持ちを利用してる?

 俺、何で今まで気づかなかったんだ?

 ミントを見ると、まだ考え込んでいる様子だった。
 こいつも、もしかして、俺と同じことに気づいただろうか?
 ふたりの間に、気まずい静寂が満ちる。

「ミント、俺さ……」
 沈黙に耐えられなくなって、俺は素直に謝ろうと口を開いた。

 でも、ミントが先に意外な言葉を口にした。

「これは……カイ×ウサタン!?」


 ……は、はぁ!?

 ミントの目は輝いている。

「どうしよう! 今日はNPC萌えの神がいっぱい降りてきた!」
 ミントは頬を紅潮させている。
「さっそく帰って冬コミの原稿にしないと!」
 今にも家に帰りそうな雰囲気満々になってきた。

「え……お、おい」
 俺は慌てて引き留めようとしたが、ミントはもうジュノーの住宅街へと向かい始めていた。

「ウサタン、今日は本当に! 本っ当に! ありがとねー! ちょっとこれから会えなくなるけど、良かったらまた誘ってね!」

 ちょっとだけ後ろを向いて、俺に手を振りながら、足早に去っていく。

「あ……」

 俺はミントに何か言おうと片手を前に上げたまま、ぽつんと一人突っ立っていた。

(From カイ):『まったく、ハラハラさせる。次の任務はクリスマスだからな』
(To カイ):『う、うっせー! これからは俺が好きなときにデートコース選ぶんだからな! もう騙されねーぞ!』
(From カイ):『フ……。付き合ってもいないくせにデートだと。笑わせるな』

 カイの嘲笑に俺はショックを受けた。

 く、くそー、それもそうだったな。
 よし、決めた。次は……告白する!
 もうカイにあれこれ口出しさせない仲になってやるからな!


[> 待て、それはカイの罠だ
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